陶芸教室Futabaの陶芸作品は様々な技法で作られた作品ばかりですが、その陶芸技法の一部を紹介します。
◎粘土を水で熔いて泥漿(でいしょう)を作ってから、器の表面に筆で描いたり、スポイトで絞り出して絵柄をつける技法もあります。泥漿や釉薬によって盛り上げの線文を表す装飾技法をイッチンと言って、立体的な線が特徴の作品ができます。 また、上絵の作品は、低い温度で溶ける色絵具で描かれた色絵磁器です。上絵は釉薬をかけて焼いた作品の上に、絵を描いてからさらに800℃程度の温度で焼き上げることもできるんです。
このように様々な技法や施釉方法があり、陶芸作品を仕上げる上で欠かせないものばかりです。陶芸教室Futabaの会員さんたちは、技術向上を目指して日々頑張って作陶しています!
◎鉄絵の作品は、赤絵(あかえ)鬼板(おにいた)絵唐津などの鉄分のある原料を用いて絵を描きます。サビの成分を含む絵の具なので、「さびえ」とも言います。 また、 ◎鼠志野の抹茶碗は、粘土と鬼板を混ぜた土を化粧土として使って、その上に長石釉をかけることで黒っぽい色の作品になります。
◎色の違う釉薬を浸し掛けによって器の左右半々に施釉すると、片身替わりの作品になります。 また、透明の色の釉に酸化銅を3%から5%加えて焼成をすると緑色の綾部釉の作品が仕上がります。
LEDライトで発光するツリーやデコレーションケーキ作品も。
◎炭を窯の中で入れることで、窯の中の酸素が足りなくなり、不完全燃焼になります。煙ももくもくと出てくる焼き方で還元焼成と言いますが、当教室ではこの焼き方にも対応しています。還元焼成の作品は、焼き色の美しさや微妙に変化する深みのある色調は、何ものにも変えがたい魅力になっています。 この作品集に紹介されている還元焼成作品もぜひ一度制作してみてくださいね!
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