【水漏れ】陶器のひび割れ、貫入などによる水漏れが起きた際の対処方法

自分で作った陶器のひび割れや水漏れの直し方

手作りの器は、何かと水漏れが生じやすいものです。特に、花器など水を入れて使う陶器に不具合があったときは、水漏れしてしまうと使えなくなってしまいますよね。でも、大切な方からのプレゼントや思い出の品、毎日使っていたお気に入りの品であれば簡単に捨てるわけにはいきません。

ひび割れの箇所が目に見える場合の対処法として、最も簡単にできる方法としては、市販されている陶器用のパテなどで水漏れしている箇所を埋める方法があります。ただ、その場合に注意していただきたいのは、エポキシ樹脂が使われているパテのように人体に悪い成分が入っている場合です。花瓶など、口に入ることがないものであればよいのですが、食器などの修理には向いていません。人体に触れる可能性がある食器を修復する場合には、無害な成分が使われているのかをよく確認しましょう。

目に見えないヒビが原因で、水漏れするの場合もあります。その場合の原因として、貫入からの水漏れが考えられます。貫入とは、素地と釉 (うわぐすり) の膨張率の差などによって,陶磁器の釉の表面に細かいひびの入った状態をいいます。ただ、この貫入は失敗などではなくて、一種の装飾とみなされ,鑑賞上の重要な見どころとされています。この貫入の表情を生かして修復するには牛乳を使っていきます。よくある知恵として、陶器を牛乳で煮るとひび割れている箇所がくっつくという話を聞いたことがありませんか?実際に、牛乳に含まれるカゼインという成分が熱せられることで、接着剤のようにひび割れているところに入り込んで、ひびを埋めてくれます。ただ、耐久性については元通りというわけにはなりませんから、時間が経てば再び水漏れが起きる可能性があるので注意してください。また、土鍋などによく使う方法として、「目止め(めどめ)」も有名です。お米のとぎ汁を弱火にかけて加熱していくのですが、器の水漏れやヒビ割れ、におい移りも防ぐことができます。食材に含まれるでんぷん質が、目をふさぐ「つなぎ」となってくれます。

大きく割れてしまったり、破損が生じた場合などには金継ぎも有効です。金継ぎは漆で水漏れが起きているところを漆で埋めて金粉で装飾します。装飾された「金」によって、元の陶器とは違った“風情”と“味わい”が出てくることにあります。金継ぎという日本の伝統的な修理方法をやりたいときには、技術も必要になるため、工房に依頼したり金継ぎを習える教室に通って学んでみましょう。手軽に楽しめる「金継ぎキット」も販売されていますのでご参考になさってくださいね。

金継ぎはもちろん、金や漆を使用するため人体に害もなく、食器として使用することもでき、なにより新しい美が生まれます。その成果に十分に満足することが出来るでしょう。

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