日本の焼き物産地とその特徴について-陶芸教室Futaba

日本には陶器の産地が各地にあり、様々な特徴があります。

滋賀県甲賀市信楽町では信楽焼が作られています。狸の置物が有名ですよね。信楽焼の大きな特徴としては、火色・焦げ・ビードロ釉の3つが挙げられます。信楽の土に含まれる鉄分で赤褐色に近い色になり、焼成する際に燃え尽きた薪の灰によって、黒褐色の焦げが生じます。そして灰が溶けて形成されるビードロ釉には、自然の美しさがあります。

陶芸で使用する粘土には、産出される土地により、色々な種類があり、その性質も多種多様です。土には、成形しやすい土や鉄分の多く含んだ土、粒子の粗い土、粘り気のある土などそれぞれ特徴があるので、同じ形でを作ってみても表情はそれぞれ違って見えます。
信楽焼きでも、その土地にある土を用いて古くから作られています。
信楽焼の粘土の特徴として、長石を含んだ良質な原料でできていて、耐火性と粗い土質が挙げられます。陶土に木節粘土を合わせることで可塑性があり、割れにくく、こしも出るので、初心者の成型や大物や肉厚の物を造るのに最適です。
陶芸教室Futabaでは、会員コースや体験教室でもこの信楽の上質粘土を特に吟味して使用しています。

また、福井県丹生郡越前町は、越前焼で知られています。越前焼の特徴は、陶磁器の表面に付着したガラスの層である釉薬を使用していないことです。絵付けがされないことも多いので、素朴な味わいがあります。さらに、丈夫なつくりで水を通さないため、壺や酒器、茶器といった日用品に多く使われています。

そして、「瀬戸物」で有名な愛知県瀬戸市です。瀬戸焼の産地として有名で、壺や花瓶、絵皿など、種類の豊富さが大きな特徴となっています。

他にも、岡山県備前市の備前焼も有名です。釉薬を使用しないで、高温で焼成するという特徴があります。使われる粘土の鉄分によって茶褐色の地肌となりますが、土の性質・窯への詰め方・窯の温度の変化・焼成時の灰や炭などによって、同じ色や模様になることはほとんどありません。さらに、高温で2週間ほど焼き締めるため、その頑丈さも特徴の一つとなっています。

大道土(砂礫の多い土)を、低下度でじっくり焼成することで、あまり焼き締まらず吸水性に富んだ作品に仕上がる萩焼もFutabaで制作できます。土灰釉やワラ灰釉を主に使用し、シンプルで風合いのある焼き味が魅力の焼き物です。
抹茶碗などの器では、使い手によって器の肌が変化するため、茶人にも珍重されています。

陶芸教室Futabaでは、上記のような各焼き物の産地から取り寄せた原料、粘土を使用し、本格的な焼き物作りが行えます。東京にいながら味わえる焼き物の魅力をぜひ味わってみましょう!

 

作業机の上に準備された益子焼の陶芸粘土

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